ふるさと納税の控除上限額シミュレーション
年収と家族構成から、自己負担2,000円で済むふるさと納税の上限額(目安)を計算します。2026年中の寄附は、2026年の所得税と2027年度の住民税から控除されます。
控除上限額の計算式
ふるさと納税の寄附額のうち2,000円を超える部分は、所得税と住民税から控除されます。このうち住民税の「特例分」は住民税所得割額の20%が上限なので、全額控除される寄附額の上限は次の式になります。
控除上限額 = 住民税所得割額 × 20% ÷(90% − 所得税率 × 1.021)+ 2,000円
所得税率は、住民税の課税総所得金額から「人的控除差調整額」を引いた額で判定します。令和8年度の改正で、人的控除差調整額に「所得税の基礎控除額と48万円の差」が加わりました。2026年の所得税の基礎控除が104万円の人は、調整控除の差(独身なら5万円)+56万円=61万円を引いて税率区分を決めます。
年収・家族構成別の上限額の目安(2026年の寄附)
| 年収 | 独身・共働き | 夫婦 | 共働き+子1人(高校生) | 共働き+子1人(大学生) | 夫婦+子1人(高校生) | 共働き+子2人(大学生と高校生) | 夫婦+子2人(大学生と高校生) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 28,000円 | 19,000円 | 19,000円 | 14,000円 | 10,000円 | 6,000円 | 2,000円 |
| 350万円 | 34,000円 | 26,000円 | 26,000円 | 21,000円 | 17,000円 | 12,000円 | 5,000円 |
| 400万円 | 42,000円 | 33,000円 | 33,000円 | 29,000円 | 25,000円 | 21,000円 | 12,000円 |
| 450万円 | 49,000円 | 41,000円 | 41,000円 | 37,000円 | 33,000円 | 28,000円 | 20,000円 |
| 500万円 | 58,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 45,000円 | 41,000円 | 36,000円 | 28,000円 |
| 550万円 | 69,000円 | 57,000円 | 57,000円 | 54,000円 | 48,000円 | 43,000円 | 35,000円 |
| 600万円 | 77,000円 | 69,000円 | 69,000円 | 62,000円 | 57,000円 | 54,000円 | 43,000円 |
| 650万円 | 86,000円 | 78,000円 | 78,000円 | 75,000円 | 69,000円 | 63,000円 | 55,000円 |
| 700万円 | 108,000円 | 86,000円 | 86,000円 | 83,000円 | 78,000円 | 75,000円 | 67,000円 |
| 800万円 | 130,000円 | 121,000円 | 121,000円 | 117,000円 | 111,000円 | 94,000円 | 86,000円 |
| 900万円 | 156,000円 | 147,000円 | 147,000円 | 142,000円 | 137,000円 | 132,000円 | 123,000円 |
| 1000万円 | 183,000円 | 174,000円 | 174,000円 | 166,000円 | 164,000円 | 157,000円 | 147,000円 |
| 1200万円 | 249,000円 | 249,000円 | 239,000円 | 231,000円 | 239,000円 | 211,000円 | 208,000円 |
| 1500万円 | 394,000円 | 394,000円 | 382,000円 | 372,000円 | 382,000円 | 360,000円 | 360,000円 |
| 2000万円 | 568,000円 | 568,000円 | 556,000円 | 546,000円 | 556,000円 | 535,000円 | 535,000円 |
16歳未満の子は扶養控除の対象外なので、上限額にはほとんど影響しません(独身・共働きと同じ列を見てください)。
上限額が変わるケース
- 住宅ローン控除: 所得税で引ききれない分が住民税から控除されると、ふるさと納税の上限が下がることがあります。
- 医療費控除・iDeCo(小規模企業共済等掛金控除): 課税所得が減るので上限も下がります。
- 40歳以上: 介護保険料の分だけ社会保険料控除が増え、上限がわずかに下がります。
- 2027年の寄附(令和10年度の住民税)からは、特例分の控除に合計193万円の上限が設けられます。
2025年10月からのルール変更
2025年10月から、ポータルサイトが寄附に応じて独自のポイントを付与することが禁止されました。クレジットカードの通常の決済ポイントは引き続き付きます。控除上限額の計算には影響しません。
よくある質問
年収500万円の独身だといくらまで?
東京都・39歳以下・賞与なしの場合、約58,000円が目安です。夫婦(配偶者控除あり)なら約50,000円です。
上限を超えて寄附するとどうなる?
超えた分は控除されず自己負担になります。返礼品の価値は寄附額の3割以下なので、上限を大きく超えると損になります。年収が見込みより下がることもあるので、少し余裕を持たせるのが安全です。
ワンストップ特例とは?
確定申告をしない会社員などが、1年の寄附先が5自治体以下の場合に使える手続きです。寄附の際に申請書を出すと、所得税の分も含めて翌年度の住民税からまとめて控除されます。医療費控除などで確定申告をする場合は無効になるので、確定申告で寄附金控除を申告します。
2026年の締め切りは?
2026年分として控除されるのは、12月31日までに入金(決済)が完了した寄附です。年末は自治体やサイトの処理が混み合うので、早めの寄附をおすすめします。